『三年の間に国と皇宮を豊かにした者を皇太子として指名する』
後宮の片隅で、弟のシグルスと共にひっそりと暮らしていた第五皇女・ユーゼリカ。
しかし、皇子皇女を集めた場で皇帝が告げた課題を聞いて、ユーゼリカは皇太子選に名乗りを挙げる。
彼女が考えたのは、将来有望な人間を集めて、下宿してもらい、支援すること。集まった個性豊かな店子たちと、管理人として過ごすユーザリカだったが……。
お、面白かったー!!
不穏さが漂う皇太子選、訳ありっぽそうな店子たちとの交流。
読んでいて、どことなく懐かしさを感じました。
1巻だとまだ、ちょっと良い感じ止まりなの良いよね。これからだもんね。
登場人物が多いので、読了後にメモでまとめることになりましたが、その分それぞれ掘り下げられるのが楽しみ。
続きが読みたいです!
・他の皇子たちと争う皇太子選。
弟シグルスを除いた複数の皇子たちと、皇太子の座をかけて競い合う。例え危害を加えてはダメとされていても、何があるか分からない。
とある出来事の犯人も見つかってないですし。
反抗期気味なシグルスですが、なんだかんだ言いつつ姉が大切なんだなーって見れて良き。
・衣食住無料の館に住むことになった店子たち。
自分たちで応募したものの、無料っておかしく無いか?と怪しむ彼らに笑った。
根はいい人たちなので、ユーゼリカが身分を隠しているのもあるけど、皇宮での暮らしより気楽に感じるのは分かる。
管理人のリリカとしてと交流し、事件をきっかけに仲間のようになっていくのも良かったです。
以下はネタバレ。