かたすみの読書記録

読んだ本の感想記録(少女小説多め)。ときめきと自分の『好き』を探したい。

私とコバルト文庫

読んだ本だけだと、昔読んだ作品とか、好きな作品を語る機会がないなーということで、まとめ記事。

第一回は、コバルト文庫
注意:古い作品とか、手に入りづらい作品も載せる予定です。
電子オリジナルは、また別に記事を書きたい。

東方ウィッチクラフト(全6巻)竹岡葉月

好きな人・滋賀くんが実は魔女(男)で、その使い魔になってしまった一子。
ウィッチクラフトで大立ち回りをしたり、失せ物探しをしたり、人助けをしたり。
猪突猛進娘の一子の恋は実るのか?現代マジカルコメディ。(ラブコメではありません)

恐らく初めて読んだコバルト文庫
最終巻の後書きに「少年漫画vs少女漫画」とあって、そうだなと納得してしまう。
思っていた理想の人ではなかったけれど、側にいたいと恋する一子に対して、ほんっとに、滋賀くんが恋の方向に向かわない(笑)
その分、最終巻のラストシーンと言葉が好きで、滋賀くんも好きです。

なんて素敵にジャパネスク(全10巻)氷室冴子

この作品はどちらかというと漫画版の方が思い入れがあります。
リサイクルショップで偶々購入した白泉社漫画文庫版の2巻。これがとても面白くて、冒頭に至る経緯が分からなくても、繰り返し読んでました。
その後、お年玉で全巻購入。
原作の小説を読んだのは、それから幾らか経った後だと思います。
平安時代、屋敷に籠るお姫様のイメージをぶち壊し、自分で飛び込んでいく瑠璃姫は楽しく、爽快です。

リダーロイスシリーズ(全11巻 本編6+外伝3+2)榎木洋子

実はとある異世界の王子だった翔が、仲間と共に魔女から国を取り戻す王道ファンタジー
龍と魔法と冒険とロマンスと、古き良きな作品。
巻数を重ねると、あっ!こういうことだったのね……となります……。
守龍関連作の中では、リダーロイスが一番好きですね。
榎木さんは、他にも「影の王国」や「サキトシリーズ」「桜咲くまで勝負です!!」も好きです。

森の祈り(全2巻)香山暁子

この作品読み終わった時に思ったのが、「続きは!?」です。
改めて見返してみても、一応区切りはついているものの、ラストで「これで終わり!?」となりました。
「花冠の姫君」一人生き残ったアンナリーゼ姫が森に送られるものの、周囲の人たちに助けらる前編。
「太陽の恋・月の恋」数年後、森にいた二人の少年ともう一人のお姫様の恋模様と、囚われの身となったアンナリーゼ姫を救いだす後編。
軽めですが、とても好みな大河ロマンだったので、続きが読みたかった。でも、出ない。

花咲く丘の小さな貴婦人(全5巻)谷瑞恵

英国で寄宿制の女子校に通うことになったエリカの奮闘記。
学校生活、甘酸っぱい恋を描いた1〜3巻。
学生だったら彼らも大人になり、身分差やすれ違い、ままならない厳しさを描いた4〜5巻。大人になった彼らまで読めて嬉しかった。

英国マザーグース物語(全6巻)久賀理世

男装して新聞記者として働く女の子が、パートナーと英国を駆け回るライトミステリー。
(5巻のあらすじは絶対に先に読まないで下さい)
周りのざわつきによって読み始めた作品でしたが、最後、こんなところまで来るとは全く思ってなかったな……となりました。
新刊出るのが楽しみだった。

きっとシリーズ(全20巻)倉本由布

濃子、蒼生子、湖々。親子3代に渡るタイムスリップ歴史ロマン。
濃子編は、戦国時代で濃姫となる切ない恋物語
蒼生子編からは、色々な時代にタイムスリップし、歴史の大きな事件だったり、出来事を見に行くことになります。
全20巻なのですが、完結したわけではなく……。でも、恐らく続きは出ないだろうな。

かぜ江シリーズ(全11巻)朝香翔

三国時代、呉を舞台に孫策周瑜の友情。また、赤壁の戦いなどを描いたシリーズ。
電子書籍化おめでとうございます!
私の三国志は無双からですが、このシリーズも好きで時々読み返したくなります。


ここからは、普通にお薦めピックアップ。

皇女アナスタシア(全1巻)一原みう

亡くなったとされる皇女は生きていたのでは?というアナスタシア伝説を元にした作品。
幼馴染のグレブとの淡い恋物語と歴史が上手く絡められていてドラマチックです。

氷雪王の求婚(全1巻)湊ようこ

氷のような王様が、政略結婚で迎えた后によって、ゆっくりと春を迎える切ないラブロマンス。ふわふわな表紙と裏腹に中身はしっかりとした架空歴史ものです。
同著者の「たとえ許されない恋だとしても」も、敵同士の二人がそうと知らずに出会い、恋に落ち、戦場で再会するという、あらすじだけで買いでしょ。な作品です。