悪魔の呪いを受け、人並み外れた怪力の持ち主として生まれた王女・ユーリア。17歳になり、ブランデン王・ジオンへの輿入れが決まってしまう。
ところが、彼は極度の女嫌いだった。
力を秘密にしたいユーリアには救いだったが、彼と過ごす内、触れたいと思うようになり……。
甘々すれ違いラブロマンスややコメディです。
王妃としてその行動は如何なものかと思う箇所は何点もありますが、超箱入り純粋娘だもんな。
人と接してこなかった孤独をジオンによって満たされ、初めての感情と自分の秘密に右往左往。
怪力以外は女の子って感じの可愛い女の子。
教育係はもっと良く色々教えておくべきだったと思います。
ジオンの方は、女嫌いにもちゃんと理由がありました。なんだかんだいって、連れ回したり、触れてあげたり、ユーリアの拒否に無自覚にショックを受けたり、可愛い人です。無神経な発言が目立ちますが。
恋がしたいユーリアへの返答が好きです。
宮野さんの作品は思考がぶっ飛んだ強烈な女性が出てくる印象ですが、今回もいました。お姉様。