女だけが暮らす絶海の孤島・犬蛇の島で育った桜。彼女が15歳になったある日、島にいわくありげな二人の男が降り立った。
三月と砂鉄と名乗る彼らは桜の父親の仲間で、自分も知らない自分の過去を知っているらしい。彼らと共に島を出ることにした桜だか……。
金星特急シリーズの続編!
今回の主人公は前作の主人公である錆丸の娘・桜。あのワクワクとドキドキが再び味わえるのが、楽しみです!
島からの脱出を図る1話。
本編では普通の生活をしていた記憶があった為、どういうこと?何があったの?と謎が一杯でした。
後で考えたら、外伝を飛ばしてました。雑誌で数話読んでいたので、すぐ読んでなかったんですよね。とはいえ、読んでいてもこの展開はひっくり。
さて、脱出といっても陸の孤島。そう簡単にはいかず、困難が待ち受けます。
三月と砂鉄が島に行く手配を頼んだ蜜蜂もなにかありそうな予感。彼は敵なのか味方なのか。
懐かしのあの人も登場てびっくりしましたが、嬉しい!
船上の旅の2話。
船に乗って向かう先はユースタスが眠るグラナダ。
何があったのか三月と砂鉄から話を聞く事になるのですが……、こんなぶっ飛んだ展開良く持ってきたなぁと思います。七百年……。
男の格好をしているとはいえ、男だけの船の上で、周りの目を、考えを観察していく。女だけの島で守られてきた桜なので、危機感がないんですよね。蜥蜴のアルベルト王子が教師役を買って出て、少しずつ世界を知っていくので、その成長が楽しみです。
にしても、ラストの爆弾。からの、書き下ろしが無情。
大丈夫、最後はハッピーエンドになるはず。
今回、読む前に最後の頁の予告でネタバレを食らったので、次は気をつけます。
次も楽しみ!