かたすみの読書記録

読んだ本の感想記録(少女小説多め)。ときめきと自分の『好き』を探したい。

後宮に星は宿る 金椛国春秋/篠原 悠希

金椛帝国。名門、星家の子息である・星遊圭は突如として追われる身の上となった。

皇后に外戚無し。叔母が皇后になった事により、一族全て殉死を命じられたのだ。

薬師の胡娘、町娘の明々らの助けにより、身を隠す遊圭。

しかし、明々は後宮への出仕が決まる。女だらけの後宮へ女装して潜伏する遊圭だが、宦官の玄月に正体を疑われ……。


シリーズ1。再読。

積んでいた2巻をいざ読もうと思ったものの、内容を忘れていると思ったので。

一族全て生き埋めという恐ろしさ。今までの荒れた歴史が余程酷かったんだな。

いくら女の子と間違えそうな容姿をしているとは言え、病弱、町娘らしからぬ教養と該当する部分が多かったのでは。

バレる?バレてない?とハラハラしつつ読み終わりました。

遊圭の正体に勘付くも、逆に利用しようとする玄月と危なっかしくも切り抜ける遊圭。今後ともライバルとしてお互いを意識する事になりそう。