愛されたい少女の物語。
レイトリンの第一王女として生まれながらも、母である女王からは遠ざけられ、祖母の元で育ったミア。
森で拾った少年、キリアンと共に自由に生きてきたが、隣国の王子に出会い、恋に落ちる。
想いを交わす二人だったが、ミアの16歳の誕生日、祝福を授ける筈の巫女によって、『愛する人に感情を出せなくなる呪い』を受けてしまうのだった。
1巻「赤の王女の初恋」
2巻「黒の皇子の受難」
誕生日に受ける祝福の中に混じった呪いという出来事に、眠れる森の美女を彷彿とさせ、その他にも荊に囲まれた城、魔女、妖精といったキーワードが出てきてお伽話のようなのですが、ミアに降りかかる試練は過酷なもの。
どうなるの!?とハラハラしながら、ミアが成長していく姿を見守りました。
第一部完といった終わり方なので、続き欲しい〜!