ルベイラ国王ジークハルトの元に嫁いだロイスリーネ。しかし、彼には恋人がいる事を耳に挟む。
そして半年、手を出されずお飾り王妃として過ごすロイスリーネだが、離宮で見つけた秘密の裏道を通って、下町の食堂で給仕係として働く日々を送っていた。
そんなある日、迷った先に出た王宮内で王妃殺害の会話を聞いてしまい……!?
「お飾り王妃になったので、こっそり働きに出ることにしました ~うさぎがいるので独り寝も寂しくありません!~」
タイトルが長すぎるので、こちらで。
シリーズ1巻。
特別な力を持った人材を輩出する小国の王女と神様に呪われた大国の国王のファンタジーロマンス。
ヒーローであるジークハルトは一人三役。彼の方もとは思って無かったです。恋人の話は序盤から察する。
うーちゃんの秘密にリーネが気付く日が楽しみのような、怖いような。
見た目はおっとり、中身は行動的というリーネのギャップも良かったです。
下町の食堂の件が上手く行きすぎかなと少々引っかかりました。リーネの勘で引き合てたとはいえ、結局は掌の上だったという気持ちも。