かたすみの読書記録

読んだ本の感想記録(少女小説多め)。ときめきと自分の『好き』を探したい。

「堀川さんはがんばらない」シリーズ/あずまの章

無気力マイペースな高校1年生の女の子・堀川伊予は、なるべくラクな部活に入ろうと弓道部の噂を聞いて見学に行く事に。

そこで出会ったのは、以前ゴミ捨て場で出会った先輩・鏑木だった。

入部希望者として扱われる伊予だったが、部活は廃部寸前の状態で!?


時折くすりと笑える現代青春部活もの。全2巻。

私の好みの作品ではないだろうなーと予想していたので、やっぱり回れ右しそうになったが、読み終わって次も読もうかな?という気分になっている。不思議。

マーガレットっぽいって納得。

イラストのイメージに反し、堀川さんは本当にマイペースだった。無遠慮に見える部分に慣れると小気味よく思えてくるし、この弓道バカな先輩を振り回してやれー!という気分になった。

女の子だけど、女の子っぽさがないというか、周りの状況もあるだろうが、異性である前に部活の仲間。

サバサバした感覚は好印象で、言葉に出して表現する出来るのが凄いなと思う。

友達の萌々子ちゃんのマネージャー問題の決着のつけ方も良かった。そっちかー。笑っちゃった。

2巻では、恋愛が焦点となり、告白されたり、自覚したり。

鏑木先輩の視点欲しい……。自覚ありなのか、無自覚なのか?特別な存在の認識はあるけれど、番外編でもそういう言葉を言わない辺り。

本編のまとめ方は良いんだけど、足りない気持ちだったので、番外編あって良かったよ。