革命により、わがまま姫だったティアムーン帝国第一皇女ミーアは処刑された。
しかし、目を覚ますと12歳に!
あれは夢だったのか?と思うものの、手元に置かれていた前世の日記帳で、実際にあった事だと認識する。
ギロチン回避の為に、帝政の建て直しを決意するミーアだったが……。
忠義に厚いメイド、左遷される予定だった優秀文官を味方にし、ポンコツお姫様は未来を変えられるのか!?
web版未読。軽めのものが読みたい時に。
革命、牢屋暮らし、処刑の後、転生したミーアが未来を回避するべく奔放する。特別何か力を持っている訳ではないし、頭も良い訳ではない。持っているのは皇女という立場と、転生前の日記だけ。
自惚れやで、小心者、自分ファーストのミーアの行動は、いい感じに周りに認知され、未来は大きく変わっていく。
行動や言動が深読み又は、勘違いされて、凄い人だ!のパターンがコメディとして成り立っている。情けは人の為ならずの主人公なんだけどね。
恩義を返そうと側付きに取り立てた下っ端メイド・アンヌとの関係も面白い。
ミーアを信じて疑わないアンヌの目に、ついつい期待に応えてやろう!と動いてしまう。意図せず監視の役割を担っているというか。
敵となる人物との遭遇は良い感じにスタートしたものの、帝国の財政難はまだ解決せず。
恋の相手は、ほぼ確定かな?
2巻はどうなっていくのか、続きも楽しみです。