同居する義理の従兄に力ずくで迫られ、実家を飛び出した穂乃花は、秘書室長の諏訪に声をかけられる。
家庭の悩みを打ち明けたところ、契約結婚に誘われ、彼を信頼して同居をすることに。
冷徹なはずの彼は意外にも優しい人物で、次第に心惹かれていく。そんなある日、熱を出して倒れた諏訪を介抱したところ、「俺は君が可愛い」と甘く告白をされて…?
年の差10歳の出来るヒーローと出来たヒロインのカップリング。
ヒロインに好意を覚えるのも分かる!
控えめで初心で、料理の好みもあって、頭も回るし、仕事も一生懸命な子ですよ。
そもそも、いきなり契約結婚(同棲)で、不快に感じないってそれだけで結構大きいのでは?
同じ職場ものだと、恋に現を抜かすシーンもありますが、これはメモを渡すくらいで、お互いしっかり切り替えしてるので良かったです。
仕事しなよ……と思っちゃうので。
作者さんがブログで書かれていた通り、TLにしてはマイルドな表現でした。
しかしこう視線や行動、仕草にヒーローの好意が溢れるようで、確かに溺愛してる。
恋のライバルや、義理の母についても決着はついたので良かったのですが、この前読んだ作者さんの2作も事態の収め方が同じだったんですよね。
なので、またか……と思ってしまって残念でした。
今月、もう一冊発売するので、そちらも楽しみにしています。