6歳の時、自分が異世界転生している事に気付いたアリッサは、これから仕える主人が悪役令嬢になり、破滅する未来が待っている事を知る。
巻き込まれるわけにはいかない!と、完璧な侍女の心得と礼儀を身につけ、ルーナを躾けるアリッサ。その甲斐あって、ルーナは婚約者の皇太子との仲も良く、悪堕ちする様子もない。
そして、運命の日、正ヒロインが現れるが。
web版既読。
いわゆる転生、悪役令嬢もののモブ視点パターン作品。
前半は、我儘令嬢の悪役回避作戦。
婚約者である王子と上手くいくようにしたり、正ヒロインに気をつけたり。
アリッサの活躍がチート級に描かれるのですが、いくら道筋を知っていても、それを成し遂げる手段や強さを持っていないと難しいので、礼儀、教養、武芸と才を伸ばしたアリッサは凄いです。
後半はアリッサの恋物語。
展開が駆け足の為、もっとフラグ立てて置いてくれても良かったと思います。アリッサの気持ちも相手も。
全くそんな描写が無かったので、独白に、え?そうだったの?という印象です。
推しが生身で現れたら好きになるのか?という疑問を感じたのですが、想い方は人それぞれかな。ゲームではなく、その世界での彼を見てあげて欲しいよね。